我が家では寝る前の絵本タイムを習慣化しています。
それはもう長男が生まれてすぐ、数ヶ月の頃、わかっているのかいないのかというようなころから、仰向けの子どもの横に寝そべり、あるいは子どもをお腹の上に載せながら、読み聞かせをしてきました。
そんな日々があってのことなのか、それともたまたまなのか、ありがたいことに本好きに育ってくれている我が家の小3男児(チョーナン)と小2女児(チョージョ)。
今ではもう自分で本を読んで楽しめるようになってくれました。
もちろんおとう(marais夫)やおかあ(marais妻)が読み聞かせてくれる絵本も大好き。
最近では、親の余計な思いやりというか親心というか、段々と文字数の多い本とも触れ合っていってほしいと思いながら、図書館で本をチョイスしてきたりもします。
子どもと一緒に行くのが一番楽しいし、子どもたちも喜んで絵本を借りるのですがなぜか行くのを面倒くさがってなかなか重い腰が上がらない子どもたち。そんな子どもたちに代わって絵本を選んでくるのはだいたいおとうの仕事です。
40年の人生で、シリーズ物のお話の面白さを知っているおとうは、わりとシリーズ物をよく借りてきます。
それが子どもの好みにばっちりハマることもあれば、そうでないこともちろん多々あります。
ある日10冊シリーズの本の1冊目を、面白そうだなと思って借りてきました。
そして面白そうという理由だけで借りてきて子どもに勧めるだけ勧めて内容も知らないのでは流石にフェアじゃないと思っているおとうは、とりあえず同じ本を手にとって読んでみました。
うん、おもしろい。
でも、好みはそれぞれです。
やっぱりハマらない相手にはハマらない。
子どもたちも読んではいたのですが、そこまで魅力を感じはしなかったようです。
その後、そうはいってももしかしたら続きがあると読むかもしれないと思い、2冊目まで借りてきてみました。
やはり面白い。
でもハマらない子どもたち。
そんなわけでそのシリーズ物の絵本はおとうだけが2冊目まで読んでいる状態になっていました。
もう次回からはそのシリーズの本は借りてこないことにしようかなと思っていた、とある日に、思いがけない出来事が起こりました。
我が子達の学校では毎週図書の時間というのがあり、絵本を借りてくることができます。
チョーナンがその日に借りてきた絵本の中に、そのシリーズ物の絵本の3冊目が入ってるじゃあないですか。
あれ?実はこっそり2冊めも読んでいて3冊目が気になって借りてきたのかな?
と思って話を聞くと、どうもそうではない。
おとうが続きは気になるかと思って借りてきたというのです。
そしてそれをわざわざ学校から持って帰ってきてくれたわけです。
我が家は学校から2kmほどとなかなかの距離。そんな長い距離を、おとうの事を思って本を借りて運んできてくれたチョーナンに感謝を伝えると、
「他に借りる本がなかっただけ」
と返事が帰ってきました。
かわいすぎる。
実際そうだったとしても、重たいランドセルを更に重くしてまで持ってきてくれたチョーナン。
ありがとう。
そしてその翌週=今週はなんと続きを2冊も借りてきてくれました。
ありがとう、チョーナン。
1週間で返さなきゃいけないからおとうも頑張ってその間に2冊読む時間を捻出しなきゃいけないけれどありがとう。
頑張って読むよ、チョーナン。
いや、面白いからいいんですけどね。
そんなわけで今日も今日とて読書の日々です(笑)。
以上、優しいチョーナンのお話でした。
いずれシリーズを読み終わった暁には本のレビューも書いてみたいなぁ。
その時に向けてまた読み進めたいと思います。