どうも、ブログ担当marais夫(おとう)です。
先日保育士試験があったというのをX(旧Twitter)で目にしました。
受験された方、お疲れ様でした。
長い間の努力の後の試験、大変だった事と思います。
保育士試験と聞いて、私の頭によぎるのは、20年ほど前の大学3年の夏です。
私はその夏、初めて保育士試験を受験しました、
初めてということは2回目があったわけなのですが、今回はその時に経験した、おそらくほとんどの人が経験したことがないであろう失敗について記したいと思います。
私は高校時代、進路に悩んだ際に、大学で心理学を学んで、将来的には心理学の研究職にでも進んで学んだことを生かした仕事につければいいなと漠然と考え、4年生大学に進学していました。
しかし、そこでアルバイトやボランティア等の経験の中で、2年生の途中頃から、子どもたちと関わる仕事をしたいと考えるようになりました。
大学に通ってはいたものの、学んでいるのか遊んでいるのか分からないような学生生活を送っていた私は、教員免許を取れるコースに進んでいるわけでもなく、子ども相手にできる仕事で今からでもなれる仕事は何かないかな?と探し始めました。
保育士という仕事に興味を持ったのはその頃です。
保育士試験を受ければ資格が取れて保育士になれるということを知り、それから保育士試験を目標に勉強を始めました。
狙うはもちろん一発合格。
自慢ではないですが、いわゆる暗記するような勉強というのは得意な方で、一発合格の自信もそれなりにあったわけです。
さて、そんなわけで私は、保育士試験に向けて勉強を重ね、気合十分、やる気満々で1日目の試験会場に乗り込みました。(ご存知ない方のために補足すると、保育士試験の一次試験である筆記試験は、連続した2日間で行われ(1日4科目ずつ、合計8科目)それに合格することで実技試験に進むことができます。)
そして会場の席につき、開始を待ちました。
開始までテキストを開いて復習を繰り返します。
開始直前になり、ふと顔を上げると、会場の前の黒板にその日の試験の時間割が書かれていました。
そこで異変に気がつきます。
ん?試験科目が違う?
自分の手元にある試験日程を確認します。
しっかり朝から復習してきた1日目の4科目と、黒板に記された4科目。…違う。
え?
混乱する脳。
どういう事?
一番に考えたのは、会場の黒板に時間割を書いた人が1日目と2日目を間違えて書いた。でした。
が、そうだとしたら他に誰もその事に気づいていないのはおかしい。
次に考えたのは、試験の日程が、自分が気づかないうちに、1日目と2日目の入れ替えがあった。でした。
それにしたってなんの告知もないのはおかしい。
そこに至ってようやく、自分の間違いの可能性に気づきました。
もう一度黒板を見ます。
日付が書いてあります。
手元の試験日程も確認します。
そこでようやく私に起こっている事態に気が付きました。
そう、その日は、試験の2日目だったのです。
1日目は?
そう、前日でした。
つまり何が起こったかというと、私が試験日程を1日勘違いしていて、1日目は完全にスルーして2日目の試験に1日目だと思って乗り込んできたというわけです。
これには参りました。
激しく動揺しました。
アホの極みです。
とはいえ試験での合格科目は次年度への持ち越しが可能です。
とりあえず気持ちを切り替えてそのまま試験を受けました。
そして、4科目だけ受験して、その年の私の保育士試験は幕を閉じたのです。
楽天的な性格の私ですが、流石にこのときは少し凹みました。
私が2日目だと思っていた試験翌日は、やることがなくなり、サークル仲間とともに、試験があるからと以前に断っていた海水浴に急遽参加したのを覚えています。
あれ?お前なんでいるの?の視線…
もうネタにする他ありませんでしたね。
ちなみに合否はというと、
3科目合格。
落とした1科目は、1時間目の科目でした。
それが勉強不足によるものだったのか、それとも私自身の動揺によるものだったのかは定かではありませんが、事あるごとに思い出すとてつもなく苦く、しかし今となっては面白い思い出です。
それ以来、大事な日の予定は必ず何度もチェックするようになったことは言うまでもありません。
ちなみに、リベンジは翌年にしっかり果たし、実技試験も通り、大学4年生のときに保育士の資格を無事に取ることができました。
だからなんだよと言われればそれまでですが、保育士試験に向かって頑張る、そして結果に喜んだり、悲しんだりしている方々の様子に当時の自分がフラッシュバックしたので、こんなこともあるんだよということで綴らせていただきました。
駄文ですが、お付き合いいただきありがとうございました。
保育士を目指すみなさんに、素敵な未来が待っていることをお祈りします。