新聞紙を使って家を作り、剣を作り、絵に描いた敵をやっつけたり家に逃げ込んだり、午前中たっぷり楽しんだある日。
午睡の時間に寝せ付けをしていると、ある男の子が私にポツリと
『おれさ、◯◯先生にここで会えてよかったよ』
え?どうしたの急に?ん?今日って卒園式かな?なんかよく分からないけど泣かせにくる感じかな?
急な展開にびっくりしながら、
『急にどうしたの?』
と尋ねると、
『だってさ、先生に会わなかったらあんなに新聞紙で楽しく遊べなかったでしょ。』
あ、なによ、新聞紙の話かい。いや、うん、嬉しいよ。そんなふうに思ってくれてありがとう。でも新聞紙遊びなんて私じゃなくても…ね。なんて思いながらも、なにやら大袈裟な話ぶりがかわいいなぁ、ありがとう。と思った、そんなエピソード。
子どもたちとの関わりの中で、嬉しい、楽しい、悔しい、悲しい、いろんな感情を刺激されるこの仕事は、楽しいばかりじゃないけれどやっぱりいい仕事だよなぁと再確認させてもらいました。
うん、明日も一日頑張ろう。